ステップアッププログラム

作家・林望氏講演会「知性の磨きかた」を開催しました


 平成18年11月24日、福大生ステップアッププログラム「第2回今を生きる教養講演会」をA棟AB01教室で開催しました。今回は作家・書誌学者であり『イギリスはおいしい』などのエッセイでも有名な林望氏を講師にお迎えし、「知性の磨きかた」と題して講演をしていただきました。

  ご自身の学生時代の体験談、最近の若者向けのベストセラー小説、そして源氏物語などの古典文学といった私たちにとって親しみやすい題材にユーモアを交えつつ、学ぶことの意味や大切さ、方法論について大変わかりやすくお話しされました。

  講演のなかで印象的だったのは、学問の専門的な部分だけを学ぶのではなく、先人たちから受け継がれてきたヒューマニティを大事にしなければならないというものでした。

  これは本学が掲げる「人らしき人」を育てるという全人教育の精神に通ずるものであり、これらが薄れつつあるこの現代に学ぶ学生にとって強烈なメッセージとなったことでしょう。

  会場は学生や一般市民の方々でほぼ満席となり、講演終了後のサイン会にも多くの方が来場され、盛況のうちに教養講演会を終了しました。


林 望氏

握手

講演シーン1

講演シーン2

講演シーン3

サイン


■主な著書

 『これならわかる、能の面白さ』(文:林望、写真:森田拾史郎)(淡交社)
 『「どこへも行かない」旅』(光文社)
 『品格ある知性をつくる24の方法』(青春文庫)
 『帰宅の時代』(新潮社)
 『メイフェア劇場の亡霊』(NHK出版)
 『すらすら読める風姿花伝』(講談社)
 『リンボウ先生の大人の知的旅行術』(オータパブリケイションズ)
 『知的な大人へのヒント−人を惹きつけるインテリジェンスとは』(青春出版社)
 『イギリスはおいしい』(文藝春秋)
 『リンボウ先生の閑雅なる休日』(集英社)
 『リンボウ先生が読む漱石「夢十夜」』(ぴあ)
 『小説集−絵の中の物語』(集英社)

小坂文部科学大臣の講演会を開催しました(第1回今を生きる教養講演会)

FSP 2-2 今を生きる教養講演会
 

 

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