ステップアッププログラム



 平成19年12月18日、本学A棟A201教室で「福大生ステップアッププログラム」第4回「今を生きる教養講演会」を開催しました。今回は国語学者の金田一秀穂氏を講師にお迎えし、『心地よい日本語』と題してご講演いただきました。


 私達は、人が発する「言葉」でその人がどんなことを考えているかを知り、判断していること、また、私達が考え、思考するためには「言葉」が必要であり、「言葉」にならないものは、考えることができないものであると語られました。さらに、通常、頻繁に使用している言葉でも、その本来の意味を考えることは難しいこと、日本人は日本語という枠の中で物事を考えるために、日本語という檻(おり)から出ることが難しいけれども、ぜひ檻を飛び越えて欲しいと熱く語られました。

 参加した学生から「日常の中から新たな驚きを発見するためのアドバイスをお願いします。」という要望に対して、金田一先生からは「他言語から日本をもう一度見直したり、全く違う分野から日本語を解析・考察したりすることも、新たな発見があるため、今はなるべく様々な勉強をした方が良い。」との回答がなされました。また、「大学で学ぶ知識も大切だけれども、頭の中で知識と知識をつなぎあわせること、頭をエンジンのようにぐるぐるまわして、『考え方』というものを大学で学んで欲しい。」との応援メッセージも贈られました。

 最後に、学生を代表して商学部(1年)の飛永彩那さんが感謝の花束を贈りました。
 会場は学生、教職員に加え一般市民の方々で満席となり、会場に入れなかった約100人は隣室の ライブ中継で講演会に参加しました。また、講演後は金田一先生のサインを求める方々の列ができるなど、盛況のうちに教養講演会を終了しました。

 
演台を離れ聴衆席に語る金田一先生

会場はご覧のとおり満席

講演後花束を受け取る金田一先生

衛藤学長とともに

 

 学生の声
     
  普段意識していなかったような簡単な言葉が、その意味を改めて考えると、とても難しいことが分かった。国による言語の違い、コトバによる表現の違い、意識してみると、様々な発見があることが分かった。とても充実した時間でした。  
熱心に聴き入る参加学生

サイン後には2ショットのサービスも

 

正直、友達に誘われて深い理由もなく参加したのですが、先生のお話を聞いて、とても面白くて感動しました。また機会があったら是非参加したいです。

講演会やステップアッププログラムは、私たちにとってためになると思った。もっと早く講演会を積極的に聴けばよかったと今日の講演を聴いて感じた。自分の成長にもつながると思う。

 

第1回  2006年7月6日 小坂 憲次氏(当時:文部科学大臣) 
    「新しい時代を切り拓く君たちへ−人間力の向上にむけて−」

第2回  2006年11月24日  林 望 氏(作家・書誌学者)「知性の磨きかた」
第3回  2007年7月4日  山根 基世氏(前NHKアナウンス室長)「ことばで『私』を育てる」

FSP 2-2 今を生きる教養講演会

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