ステップアッププログラム

第3回 スポーツ科学部「先輩と語る―大学と社会―」開催

 

 平成19年12月8日(土)、福岡大学8号館831教室でスポーツ科学部主催、第3回「先輩と語る−大学と社会−」を開催しました。

 今回は教育界や企業、健康づくりの第一線で活躍されている3人の先輩方を講師としてお迎えし、総勢753人の学生の参加の下、講演会を開催しました。

 この講演会は、スポーツ科学部で毎年開催している「学部祭」のプログラムの一つとして行われ、スポーツ経験を生かした人生の歩み方について、3人の講師が体験談を基に学生たちに熱く語りかけました。その中で、「高い目標や夢を描き努力すること」「海外での挑戦」「企業での計画力と実行力」などの大切さについて、熱いメッセージが贈られました。

 そのような先輩方の熱いメッセージや笑いあり感動ありの体験談に学生たちも熱心に耳を傾け、なかには、苦労を重ね努力が実った体験談に思わず涙を浮かべる学生もいたほどでした。

 講演後、活発な質疑応答が行われ、学生たちにとって、先輩方の歩んでこられた人生の奥深さに触れることができた、感動の一日となりました。

 

 学生の声
     
 
松尾智博氏の講演「佐賀北がばい旋風」を聴いて

佐賀北高校野球部久保投手の好きな言葉「努力すれば絶対叶うとは限らないが、努力しなければ成功しない」という言葉が頭に残りました。また、講義で流れたビデオに「感謝」・「ありがとう」という言葉が何回も出てきましたが、今の自分にはその気持ちが少しなくなってきているのではないかと気づかされました。

夢は見るものではなく実現させるものだという言葉に感動しました。後悔で終わるのではなく、反省して終わり、次につなげるようにしたいと思います。夢を実現させるためには、自分に手を差し伸べてくれる人、転がっている運、それらをいかに自分に引き寄せられるかどうかが夢を実現させるための必要条件だと思った。

久保晃信氏の講演「健康づくりの現場から」を聴いて

いつどうなるのか分からない死をも身近に感じるからこそ、今を精一杯生きていかなければと思いました。だからこそ、何も無くても諦めずに自分で何とかするということ、それが大事だと思います。その「諦めない」という言葉は魔法のようで自分の道を決める、自分を成長させてくれる素晴らしい言葉だと感じました。

リハビリや運動をさせるのは健康のためだけではないということがわかりました。大学に入ったのは教員になるためでしたが、久保先輩の話を聞いて、その仕事内容にすごく魅力を感じ、勉強してみたくなりました。だからこそ、チャンスがあれば外に出て自分自身の価値観を見直し、変えるということも大事なことだと思いました。

垣下幸孝氏の講演「ビジネス最前線で働く」を聴いて

ビジネスには普段している部活とは違った面白さがあり、部活の練習ほどつらいものは無いと垣下先輩の話があったので、今与えられた仕事をきちんとこなすことが大切だと感じました。

「自分の力でどうにでもなる」・「最後は自分次第」という言葉通り、やはり努力なしには自分は成長していかないと感じました。また、スポーツだけでなく、勉強も大切であり社会に出たときにはそれらの経験から、知恵を働かさなくてはならないということがわかりました。


 

 

 



講師のプロフィール
 

松尾 智博(まつお ともひろ)氏
(平成7年3月 体育学部体育学科卒業)
サッカー部在籍
現在 佐賀県立佐賀北高等学校  
保健体育科教諭・サッカー部顧問

 

久保 晃信(くぼ あきのぶ)氏
(平成6年3月 体育学部体育学科卒業)
バスケット部在籍
現在 社会福祉法人旭川荘 特別養護老人ホーム旭川敬老園 
生活相談主任・書記・介護人

 

垣下 幸孝(かきした ゆきたか)氏
(昭和48年3月 体育学部卒業)
水泳部在籍
現在 ハイアット・リージェンシー・福岡 
副総支配人・宴会部部長

 

 



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