福大生のための学習ナビ,大学で学ぶ上での基礎的なスキルを分かりやすく説明した、学びの入門書

 まず、入学したその日に全体にわたって目を通してみましょう。次に履修登録の前、授業の開始前、レポートの課題が出された日、定期試験前など、そのたびにCONTENTS(目次)のなかの関連ある項目を読みかえしてください。さらに充実した大学生活を送るために何かしたいと思ったその時にも、手にとってみてください。きっと、この『福大生のための学習ナビ』が、皆さんの小さな疑問に答え、有意義な学生生活への「道しるべ」になってくれるはずです。

論語

 良友に恵まれるか否かは、豊かな人生を送るための大きなポイントとなります。良友との切磋琢磨は人間としての成長を促します。
 人の成長を促す友人、それが直(正直)・諒(誠実)・多聞(博識)の三タイプであり、その反対例が、便僻(ご機嫌とり)・善柔(優柔不断)・便佞(口上手)と孔子は断言しています。正直であれば欠点の指摘にも遠慮がないでしょうし、誠実であれば付き合いに打算が入り込みません。博識は知的な刺激を与え続けてくれるでしょう。これに対してご機嫌とりや優柔不断や口上手は、側にいれば居心地はいいかもしれませんがそれだけのこと。友はやはり選ばなければなりません。
 何事につけ軽さや薄さが重宝される昨今の日本。しかし、友人関係だけはこうした風潮と無縁であることを願いたいものです。 

『福大生のための学習ナビ』の巻頭ページより

 

  「益者三友 損者三友」
大原蒼龍 書(福岡大学所蔵)

 

 

大学生活や勉強方法について不安が多い新入生にとっては、とても参考になるものだと思う。

『学習ナビ』は、ちょっとした疑問があるときに非常に役に立った。

お問い合わせ : 教務課(文系センター棟1階)へ

CONTENTS 

  1. 福岡大学で学ぶ基本姿勢
  2. 大学で何をどう学ぶか
  3. 大学生の学習スキル
    「シラバスの活用」
    「ノートの取り方」
    「レポートの作成と発表」
     1)構成を考える
     2)情報の収集と整理
     3)発表の仕方
    「試験の受け方」
    「結果の確認と改善の努力」
  4. 共通教育科目の学び方
  5. 図書館の活用
  6. 学習を支える大学生活
  7. ICTの活用
  8. ボーダレスの世界へ羽ばたくために
  9. 将来を意識した学び方
  10. 資格取得へのチャレンジ
  11. 学習をさらに洗練するための本

 福大生のための学習ナビ2008