ステップアッププログラム

第7回スポーツ科学部「先輩と語る―大学と社会―」を開催しました。

 

 平成21年12月12日(土)、831教室において、3人の先輩方をお招きし、スポーツ科学部主催「先輩と語る―大学と社会―」を開催しました。今回の講演会は、第40回スポーツ科学部学部祭のプログラムの一環として行われ、総勢944人の学生が参加しました。

 まず始めに、中山剛先輩が自身の選手時代と現在の日本代表コーチとしての体験をもとに、上を目指すためには、「都合のいい大人にならないこと」「聞く耳を持つこと」「無理なことでもチャレンジし、自分の殻を破ること」「競争する前に、自分で強想し、仲間と共創すること」と、アスリートのあるべき姿を学生に語りかけられました。

 続いて副田順次郎先輩は、ビジネスはスポーツと同じで、「挨拶をする」、「人とのつながりを大切にする」、「向上心をもつ」など日頃行っていることが大事であり、大学生活で身につけることのできる忍耐力や向上心をもち努力することが、社会に出て苦しい時を乗り越える際に必要であると熱心に話されました。

 そして、前村扶美先輩は、自身の仕事での体験をもとに、社会に出てからは「指導者としてゴールへ導いていく側となり、一緒に達成感を味わうために、自分の目の前のことにプロ意識を持って取り組むことが大切である」と述べられました。

 講師の方々の仕事に対する熱い思いや取り組みは、スポーツ科学部卒業生としてのあるべき姿であり、その先輩たちが後輩へ語りかける姿に学生達は大変心を打たれ、未来の自分を思い描いているようでした。

 スポーツ科学部生に多くの心温まるメッセージが贈られた今回の講演会は、学生に夢・未来・成功への可能性を与えたと同時に、アスリートであっても、ビジネスマンであっても、やらなければならないことは同じであり、その中でも自分の未来の姿を強く思いながら進んでいくことの大切さが伝わる講演会となりました。

 

 

講師のプロフィール

中山 剛
(なかやま つよし)
1992年体育学部体育学科卒業
ハンドボール部所属
卒業後、湧永製薬へ入社し、ハンドボール日本代表選手として活躍
現役引退後は、同社において監督を務め、
現在、全日本代表男子チームコーチを務めている
 
副田 順次郎
(そえだ じゅんじろう)
1999年体育学部体育学科卒業
サッカー部所属
現在、株式会社電通に勤務
 
前村 扶美
(まえむら ふみ)
1998年体育学部体育学科卒業
ハンドボール部所属
現在、ANAクラウンプラザホテル福岡に勤務
 


スポーツ科学部ホームページ FSP 3-2 先輩と語る

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