ステップアッププログラム

「2009学生チャレンジプロジェクト成果報告会」を開催しました。

 

 平成21年12月21日(月)午後6時から821番教室において「2009学生チャレンジプロジェクト成果報告会」を開催し、本年度採択された3つのプロジェクトメンバーが約80人の聴衆を前に、7か月に及ぶ活動の成果を発表しました。
 各プロジェクトの報告内容は次のとおりです。       
 

知って伝えて繋げよう−私たちの博多−

 博多の文化や伝統の魅力、その継承に携わる人々の思いや情熱をまとめた「情報誌」発行に取り組んだ
 数多くの博多の伝統のなかで、「博多祇園山笠」「博多人形」「博多織」に焦点をあてた。普段は見ることのできない博多祇園山笠の舞台裏を見学したり、実際に工芸製作現場等を訪ね、それぞれの分野で活躍されている方々に取材を重ねた。彼らが継承してきた技能や情熱などを、後世に伝えていかなければならないと強く感じた。
 「情報誌」は2月中に発行予定。完成後は、学内外に設置し、博多の素晴らしさをより多くの方々に伝え広げていきたい。

 


あなたのそばに私がいる−独りぼっち高齢者ゼロ作戦−

 少子高齢化の進行に伴い高齢者世帯、なかでも独居高齢者が急増している。「地域との接点がなく閉じこもりがちの高齢者に何らかのケアができないか」、この問題意識がプロジェクト立ち上げのきっかけとなった。
 城南区役所と七隈地区民生委員の協力により7人の高齢者から承諾を得て、学生2人体制で2週間に1度自宅を訪問した。一方、高齢者の交流の場である「高齢者サロン」にボランティアとして参加したり、本学学生を対象に報告会を2回開催するなど活発に活動を続けた。今後は高齢者対象のイベント開催や活動内容をまとめたリーフレットの発行を予定している。
 プロジェクト開始以降、メンバーは訪問時の心得を学び、コミュニケーション技能の習得にも励んできた。活動成果報告会に出席した民生委員は「この数カ月の学生のみなさんの成長には目を見張りました。活動の継続とメンバーの成長を今後も見守っていきたい」と話していた。

 


福岡大学に壁画を描こう

 キャンパスの空間に芸術性を取り入れ、アメニティ創出に貢献したい。美術部創部50周年、本学創立75周年に当たる2009年に、壁画の制作に取り組んだ。 テーマは「NEXT」、過去から現在さらに未来に向けた躍動を表現した。
 創作場所は学生ラウンジのある「オアシス」の壁面。夏休みを返上して制作に取り組み、最終的には100人を超す美術部員や一般学生の協力を得て完成させることができた。壁画完成後に実施したアンケートでは、「憩いの空間であるラウンジのイメージが一段と良くなった」という声が数多く寄せられた。
 報告会の後、参加者全員でオアシスの壁画前に移動し、メンバーがデザインの意図や制作過程での苦労談を報告した。参加者からは「学生たちの息吹とエネルギーを感じる」「色使いが多彩でイメージが膨らんでいく」との感想が聞かれた。

 
 


 それぞれのプロジェクトでは、数多くの方々と出会い、協力を得る事ができました。人々との出会いを通じ、コミュニケーション能力や主体性、協調性、行動力、企画力など、実社会で求められる能力を身に付けることができたようです。彼らの達成感に溢れた表情がとても印象的でした。


●「第5回学生チャレンジプロジェクト 中間報告会」
●「第5回学生チャレンジプロジェクト 選考結果」

●第1回学生チャレンジプロジェクト報告書
●第2回学生チャレンジプロジェクト報告書
●第3回学生チャレンジプロジェクト報告書
●第4回学生チャレンジプロジェクト報告書
●第5回学生チャレンジプロジェクト報告書


FSP 2-1 学生チャレンジプロジェクト  

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