ステップアッププログラム

理学部応用数学科「先輩と語る ―大学と社会―」を開催しました。

 

 
 平成22年10月30日(土曜日)、AB02教室において理学部応用数学科卒業生の藤田哲氏、森賢一氏、崎山卓史氏をお迎えし、同学科の学生を対象に「先輩と語る―大学と社会―」を開催しました。

 まず、企業のIT情報部門でご活躍の崎山氏から、企業の選び方、IT企業の多岐にわたる仕事内容についてや、東京勤務の経験から関東圏と福岡での勤務の比較について話していただきました。また、任された仕事は人に頼ることができないので、学生時代に問題に対処するための段取りを考えることや、人をまとめることなども経験しておくと良いとのアドバイスがありました。崎山氏は30代前半の先輩で親近感があり、学生にとって10年後の将来を考えるきっかけとなったようです。

 次に、横浜の高等学校で教鞭を執る森氏からは、大学院時代に私立高校の非常勤講師を2年間経験したこと、採用試験に全力で取り組んだこと、各県の教育委員会のホームページを参考にしたことや、なぜ横浜市を志願したのか、などエピソードを交えてアドバイスをしていただきました。また、教師の仕事については、生徒からは見えない仕事の量も多いこと、高校の現状や採用後に戸惑ったこと等について話していただきました。

 そして、現在、企業の人事部で採用担当として活躍中の藤田氏からは、就職活動を始める上で、今なすべきことをわかりやすく説明して下さいました。また、学生への質問に答えながら、面接、履歴書やエントリーシート作成上の注意から笑顔の作り方まで、就職活動に対する姿勢についてのアドバイスがありました。人事部を経験されている藤田氏の話は、採用する側がどういう点を見ているのか等、就職活動を始める3年生にとって大変参考になったようです。

 講演会終了後に、同学科の教員も加わり、懇談会を行ないました。和やかな雰囲気の中、卒業生としての愛情が感じられる示唆に富んだ話が提供され、非常に有意義な懇談となりました。

 

 

応用数学科OBの方の生の声だったので、とても親近感が湧き、話が鮮明に頭に残りました。この講演を機に個人的にOB、OG訪問も考えてみようと思いました。  







自分では就職活動を始めているつもりでしたが、まだまだ働くことの意味が分かってないことに、気づかされました。「何の為に働くのか」もう一度考え直し、自己分析をしようと思いました。  
今回の講演のように人事採用の方の話を聞く機会はあまり無いので参加して良かったです。  
講演会に参加することにより良い意味で焦りが出て、自分自身のモチベーションが上がりました。  
習慣化することの大切さや、エントリーシートの大切さを聞くことができ、良かったです。  
モチベーションがすごく上がったし、直接体験談が聞けて、相談や質問にも細かく答えてもらえて自分の将来に希望が持てました。  
自分にとって必要なこと、やらなくてはならないことが明確になりました。  
このような機会をもっと増やしてほしい。  

講師のプロフィール

 

藤田 哲
(ふじた あきら)
1995年 応用数学科卒業
株式会社はせがわ 勤務

  森 賢一
(もり けんいち)
2002年3月 応用数学科卒業
2004年3月 理学研究科博士課程
         前期修了(応用数学専攻)
横浜市公立高校教諭
 
 

崎山 卓史
(さきやま たかふみ)
2003年 応用数学科卒業
九州電力株式会社 勤務

 


理学部応用数学科ホームページ FSP 3-2 先輩と語る

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