理学部応用数学科「先輩と語る―大学と社会―」を開催しました。
 
 平成23年11月19日(土)941教室において、理学部応用数学科卒業生の小柳智彦氏、草野裕紀氏、久賀友貴氏、横屋信夫氏をお迎えし、同学科主催の「先輩と語る―大学と社会―」を開催しました。
 まず、システムエンジニア(SE)として活躍中の小柳氏から、ニーズをまとめシステムを作っていく設計や、開発から運用までの幅広い業務の紹介、身近なシステムの例など、情報産業について話していただきました。また、SEには技術だけでなく、協調性やコミュニケーション能力、さらに中堅社員にはリーダーシップも求められるとのことでした。
 次に小売業界で複数店舗の店長、さらにリクルーターとしてもご活躍の草野氏から、職業選択や就職活動についての体験談がありました。お客様相手の仕事がしたいとの思いから、小売業の職場を選ぶに至ったとのことでした。また、就職活動については、話の聞き方、返事や挨拶の仕方など具体的なアドバイスをいただきました。
 中学校で常勤講師をされている久賀氏は、今年度の教員採用試験に合格されました。合格までの勉強法、中学や高校での講師経験談などの話しがあり、学生は夢をあきらめず取り組む姿勢に刺激を受けたようです。また、教師として必要なこと、大切なことなどのアドバイスをしていただきました。
  高等学校で教鞭を執る横屋氏からは、進学校での教育、数学教育について感じていることを、具体例を挙げながら話していただきました。講師をしながら教員採用試験の勉強に取り組むのは大変だが、希望をもって頑張ってほしい。また、現場では生徒と向きあう力を身につけてほしいとアドバイスをしていただきました。
  最後に、事前に学生から出されていた質問について、それぞれの講演者に答えていただきました。また、講演内容についても、活発な質疑応答がなされ、講演会は盛会のうちに終了しました。
 講演会終了後、同学科の教員も加わり、懇談会を行ないました。和やかな雰囲気の中、卒業生としての愛情が感じられる示唆に富む話も提供され、非常に有意義な懇談となりました。 
 

     
 
先輩方は様々な職に就いていたが、どの先輩もその仕事に自信と誇りを抱いているように感じた。自分も誇りを持って働ける場を探したいと思った。  

学科の先輩という身近な人の話を伺って、自分も社会に出て、数年後には、先輩方のようになりたいと感じた。  
教員の生活を身近で聞くことが出来てとても参考になった。自分のことより生徒を第一に考えられる教師になりたいと思った。  

講師のプロフィール
小柳 智彦
(こやなぎ ともひこ)

1999年3月 応用数学科卒業
(株)日立ソリューションズ 勤務

草野 裕紀
(くさの やすのり)

2007年3月 応用数学科卒業
(株)大創産業 勤務

久賀 友貴
(くが ゆき)

2007年3月 応用数学科卒業
北九州市立中学校講師

横屋 信夫
(よこや しのぶ)

1997年3月 応用数学科卒業
福岡県立高等学校教諭


理学部応用数学科ホームページ FSP 3-2 先輩と語る