工学部社会デザイン工学科「先輩と語る大学と社会」(第1回)を開催しました。
 
 平成24年5月9日(水)、工学部土木工学科(現 社会デザイン工学科)卒業生の辻勝也氏と斉田虎生氏をお迎えし、本年度第1回目となる工学部社会デザイン工学科主催「先輩と語る-大学と社会-」を開催しました。
 まず、辻氏から、現在の業務内容や環境コンサルタントの面白さ、技術士取得の重要性などについて、ご自身の経験に基づいた話がありました。また、本学学生を研修生として受け入れ、指導する立場から「インターンシップは、単位取得のためのプロセスではありません。しっかりと目的意識を持って取り組むことが大事です。」とインターンシップに参加するに当たっての心構えについてアドバイスをしていただきました。そして、講演の最後に、「同窓会に参加して、横の繋がりだけでなく縦の繋がりも大事にしてください。さまざまな年代の人と話すことで、自分自身を磨き上げることができます。」と熱く語られました。
 続いて、現在、独立して建設コンサルタント会社を経営されている斉田氏から、公共事業が発注、設計、施工されるまでの流れについて、ご自身が実際に携わられた事例を挙げ、パワーポイントを用いながら説明していただきました。最後に、「社会に出たら失敗も多々あるが、強い気持ちを持っていれば大丈夫です。また、自分の考えを相手に伝えることは難しいけれど、とても大切なことです。自分の考えを、自分の言葉で説明できる力を付けてください。」と、後輩たちへメッセージを送って下さいました。
 講演終了後の質疑応答では、参加学生から環境問題や卒業後の進路などについての質問が寄せられました。そうした質問の一つひとつに、お二人は親身に答えられていました。
 夏休みに実施されるインターンシップや、これから始まる就職活動を目の前に控える学生にとって、今後の学生生活や将来について考える良い機会となったようです。
 



     

 
社会人になるためには「自律」と「課題を自分で解決できる能力」が大事だという言葉が印象に残りました。  

前向きな姿勢を示すことが大切で、自分の意見や考えを相手にわかりやすく説明する能力が必要であると思いました。  
この夏にあるインターンシップでは、先輩のアドバイスのように目的意識を持って取組みたいと思います。  
自分が設計したところを多くの人が利用し、快適に感じてくれる人がいるという建設コンサルタントの仕事をかっこよく感じました。  
同窓会には積極的に参加しようという話を聞いて、先輩や友人と情報交換することで縦横のつながりを大切にしようと思いました。  

講師のプロフィール
辻 勝也
(つじ かつや)

昭和56年3月土木工学科卒業
技術士(建設部門)
財団法人九州環境管理協会 
事業本部事業企画室長

斉田 虎生
(さいた とらお)

平成9年3月土木工学科卒業
斉田設計事務所 代表 


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