工学部社会デザイン工学科「先輩と語る大学と社会」(第2回)を開催しました。
 
 平成24年5月16日(水)513教室において、工学部土木工学科(現 社会デザイン工学科)卒業生の角翼氏と松田晋太郎氏をお迎えし、社会デザイン工学科の学生を対象に「先輩と語る―大学と社会―」(第2回)を開催しました。
 当日は、講師が勤務されている企業での仕事内容や経験談を中心に話していただき、学生時代をどのように過ごすべきか、就職活動にも触れながら学生へのアドバイスもしていただきました。
 角翼氏は、建設会社に就職して現場で苦労したことや、働く上で体調管理だけでなく精神面の充実も必要であり、プラス思考を持つことの大切さなど、ご自身がトラブルに直面した際にどのように対処してきたかを話されました。就職活動では情報収集が大事であるので、学生にはOB訪問など、周りの人を上手く使ってほしいとのアドバイスをしていただきました。
 次に、松田晋太郎氏には、環境コンサルタントについて、料理に例えながら分かりやすく説明していただきました。また、中小企業であっても自由度があり、自分の能力を発揮できるという良さがあると強調されました。学生には「知りたい・面白い」と思うことを大切にして、チャンスがあれば一歩踏み出して欲しいとアドバイスしていただきました。
 講演終了後は質疑応答の時間が設けられ、学生からは主に就職活動についての質問があり、就職活動への意識の高さが伺えました。3年次生は夏休みにインターンシップを控えており、事前学習として効果のある、非常に有意義な時間になったようです。
 

 

     

 
大手企業は多人数で1つの大きな歯車を回すのに対して、中小企業はその大きな歯車を一人で回す小さな歯車であることを学び感心しました。  

就職活動において大手企業を目指すだけでなく、中小企業で働くという選択は視野を大きく広げることができると思いました。  
「聞いて考えて伝えるコミュニケーション力」、「知りたい面白いと思う力」、「自分色に染める力」が大切と話されたことが、一番印象に残りました。  
就職活動は今後の人生を左右するものなので悔いが残らぬように、「気分転換を上手に」「人の繋がりを大切に」などのアドバイスを忘れず、今後の就職活動や学生生活を送りたいと思います。  

講師のプロフィール
角 翼
(すみ つばさ)

平成16年3月工学部土木工学科卒業
平成18年3月工学研究科博士課程前期修了
前田建設工業(株) 延岡処分場作業所工事係    

松田 晋太郎
(まつだ しんたろう)

平成12年3月工学部土木工学科卒業
平成17年3月工学研究科博士課程後期修了
環境テクノス(株) 企画開発部企画グループリーダー  


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