薬学部「先輩と語る大学と社会」を開催しました。
 
 平成24年9月17日(月・授業日)、今年の3月に薬学部を卒業した4名の先輩を講師としてお迎えし、薬学部主催「先輩と語る-大学と社会-」を1711番教室において開催しました。
 当日は台風が九州に接近し、開催が危ぶまれる状況でしたが、午後からは天気も回復に向かい、6年次生の学生と教職員合わせて約250名が出席しました。
 今回お招きした講師は、いずれも平成18年度にスタートした6年制薬学部で最初の卒業生であり、まず、『新制度第一期生・新しい薬剤師として』というテーマのもと、自らが就職あるいは進学先として選んだ薬局、病院、企業そして大学院において、「新しい薬剤師」としてどのように取り組んでいるのかご講演いただきました。
 その中では、薬剤師の仕事を理解し進路を決める上で実務実習が大きく役に立ったこと、思い描いていた以上に重い責任を負う仕事であること、同僚や上司はもちろん、医者や患者とのコミュニケーションが非常に大切であること、大学院では自分の専門以外の領域も学べるので有意義であること、などのお話がありました。
 また、薬剤師国家試験に向けた学習方法や心構えなど、自らの経験を語っていただいたことは、6年次生にとっては大変参考になったと思います。
 講演後には、本田伸一郎准教授の司会のもと、ディスカッションの時間を設け、在学生や教職員と講師の間で質疑応答が行われました。
 最後に、各講師から在学生に対して激励の言葉をいただきました。
 学生にとっては、年齢も近い卒業したばかりの先輩の生の声を聞くことで、間近に迫った卒業試験や国家試験、そして6年間の学生生活を終えて迎える社会への旅立ちに向けて、大きな励みになったことと思います。


 
薬剤師として、いろいろな立場で活躍する先輩の声を聞けてとても参考になった。 
自分がどのような薬剤師になりたいのか考える時間となった。
私たちに求められること、そのために何をすればよいのか知ることができた。
先輩方の姿を見て、社会に出ることの不安よりも期待の方が高まった。
学生時代に考えていた理想と現実との間に存在するギャップの話が興味深かった。
マナーやコミュニケーションの大切さをあらためて実感した。
ひとつしか学年が違わないのに、しっかりとした話し方をされるので感心した。
国家試験に備えて勉強方法を工夫した話がとても参考になった。
MRや大学院については知らないことが多かったので、とても役に立った。

講師のプロフィール

白石 恵 
(しらいし めぐみ)

株式会社新生堂薬局 勤務

 

赤司 唯 
(あかし ゆい)

福岡大学病院薬剤部 勤務

梶原 遥 
(かじわら はるか)

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 勤務

 

上田 紗織 
(うえだ さおり)

福岡大学大学院
薬学研究科博士課程 在学中

※いずれも、平成24年3月薬学部薬学科卒業


薬学部ホームページ FSP 3-2 先輩と語る