スポーツ科学部「先輩と語る-大学と社会-」(第2回)を開催しました。
 
 平成24年12月15日(土)福岡大学831教室において、二人の先輩をお招きし、スポーツ科学部主催「先輩と語る-大学と社会-」を開催しました。この講演会は、第43回スポーツ科学部学部祭のプログラムの一環として行われ、総勢1,085名の学生、教職員、附属若葉高等学校の生徒及び教員が参加しました。
 まず始めに、今井優先輩から「医療施設での運動指導専門家を目指して」という演題で心臓などに疾患を持った方や病気の方に運動を行うことの重要さや大切さについてお話をしていただきました。現在、今井先輩は医療機関において生活習慣病予防・治療、心臓リハビリテーションの運動専門家として活動されています。指導を行っている様子や健康運動指導士の立場から現代における社会情勢に鑑み今後の運動指導の展望が語られました。講演を受けた学生は健康運動指導士の重要性だけでなく、スポーツ科学が医療の現場において非常に重要な役割を果たしているということを改めて実感している様子でした。
 坂尾美穂先輩は財団法人日本サッカー協会と専任契約を結びU17女子W杯の日本代表コーチ等を経て、現在JFAアカデミー堺でコーチとして活躍されています。女子サッカーのコーチとして選手と関わってきた中で学ばれたこと、また指導する時の留意点や今後指導者を目指す学生に対してのアドバイスがありました。大学生の今、何を考えて行動すべきかについて、自分の辿ってきた道のりと比較しながらお話いただきました。講演を受けた学生は、これからスポーツの普及や強化には先を見通した明確なビジョンを立てていかなければならないことを実感し、スポーツだけでなく大学生活や将来に活かしていきたいと感想を語っていました。
 講師の方々の後輩に対する熱い思いからでる言葉に学生は心打たれているようでした。スポーツ科学部全学生に多くの熱いメッセージが贈られた今回の講演会は、学生に夢・未来・成功への可能性を与えたと同時に、4年次生には社会に飛び立つための大きなステップとなり、1~3年次生にはこれからの大学生活に大きな弾みをつけたものとなりました。
 


 
1年生だからではなく、1年生の今だからこそできることを自分で見つけ、さまざまなことに取り組み、有意義に毎日を過ごして行こうと思いました。
福岡大学スポーツ科学部に在籍している者として誇りを持ち、今までよりもスポーツに関する知識を身に付け、スポーツで社会に貢献したいと思います。
学生を終えた時、価値のある後悔のない4年間と言えるように頑張ろうと思います。
スポーツに打ち込むだけでなく、人として成長できるように努力していこうと思いました。

講師のプロフィール
今井 優
(いまい まさる)

昭和62年 福岡大学体育学部体育学科卒業
卒業後、心疾患患者の運動療法をテーマに持ち、健康増進施設、医療機関、クリニックにおいて運動指導。
その間に健康運動指導士および日本心臓リハビリテーション指導士を取得。
現在、医療法人財団康生会 康生会クリニック 健康運動指導科 科長。
心臓リハビリテーション、生活習慣病予防運動指導の専門家として活躍中。

坂尾 美穂
(さかお みほ)

平成12年 福岡大学体育学部体育学科卒業
平成13年~平成16年 福岡県女子ユース(U15)監督
平成18年 公益財団法人日本サッカー協会と専任契約
平成18年~平成20年 FIFA U17女子W杯(U16/15)日本代表コーチ
平成24年からJFAアカデミー堺 コーチとして活躍中。


スポーツ科学部ホームページ FSP 3-2 先輩と語る