工学部電子情報工学科「先輩と語る-大学と社会-」(第2回)を開催しました。

 平成25年6月1日(土)、工学部電子工学科(現電子情報工学科)卒業生の豊増直之氏をお迎えし、本年度第2回目となる工学部電子情報工学科主催「先輩と語る-大学と社会-」を開催しました。
 「ブランドについて」をテーマに、1年次生を対象とした講演が行われました。豊増氏には「ブランド」という言葉と、会社のビジネスや社会人としての個人の「ブランド」について多方面から示唆に富んだ内容のお話をしていただきました。「ブランドとは磨かなければただの石であり、磨けば光るものである」と語られ、そのためには目標を定めて自分や自社の強みを伸ばし、弱点を克服しながら新たな強みを見つけることが大事であると強調されました。その結果が社内やお客様の評判、信用につながり、次の重要な仕事を任され、受注増やヒット商品につなげることができると教えていただきました。
 学生が提出した講演についてのレポートには、「今まで聞いてきた色々な講義の中で一番共感でき、心に残った」「大学とは、自分を磨くための目標を探し求める所だということがわかった」「ブランドとは会社だけの話ではなく、個々人の社内における仕事上の信頼、信用だから、ずっと自分を磨き続けなければならないことがわかった」「働く目的はお金を稼ぐことだと思っていたが、会社の同僚、お客様にといった社会に役に立つものやサービスを提供することだと知った」などの感想がありました。他にも講師がシステムエンジニアの仕事の紹介をされたこともあり、技術者の仕事の具体的イメージを持つのに役に立ったという感想も多数ありました。
 今後4年間を福岡大学で過ごす1年次生にとって、充実した学生生活と修学の強い動機付けになったようです。


講師のプロフィール
豊増 直之
(とよます なおゆき)

昭和59年 工学部電子工学科卒業
現在、(株)富士通九州システムズ 東京事業所長


工学部電子情報工学科ホームページ FSP 3-2 先輩と語る