平成25年度「アジア圏協定校との学生交流セミナー」を実施しました。

 「アジア圏協定校との学生交流セミナー」は、中国政法大学、中央財経大学、烟台大学、黒龍江大学、啓明大學校、東西大學校、東義大學校、釜慶大學校、輔仁大学、国立高雄大学、ドゥ・ラ・サール大学、ガジャマダ大学、パジャジャラン大学、スルタン・イドリス教育大学から16人の研修生が参加し、10月22日(火)から10月31日(木)までの10日間、実施されました。
 今年度の本セミナーでは、「これからのアジア圏の可能性を求めて」をメインテーマとして本学学生8人と共に行った共同学習を主体に、茶道や華道の日本文化体験や福岡市近郊および長崎見学など、多彩なプログラム構成で実施されました。共同学習では4グループに分かれ、各々がサブテーマを設定、意見を出し合って立てた学習計画に沿って活動し導き出した学習成果を10月30日(水)に図書館1階多目的ホールで本学学生や関係者、附属若葉高等学校の高校生の前でグループ別に発表しました。
 また、FIT(福岡大学国際交流ボランティアチーム)に加入している学生は見学研修などにおいて、事前学習を行ったうえでサポーターやガイド役としてセミナーに参加、研修生との交流を深めました。
 このほか、華道愛好会、茶道部の学生、国際交流会館に居住している学生の協力もあり、短期間であったにも関わらず、協定校からの研修生にとって大変有意義で思い出深いセミナーとなりました。
 平成26年度も「アジア圏協定校との学生交流セミナー」を10月中(下)旬に実施する予定です。今回は参加できなかった皆さんも、来年は是非参加してください。

 

<参加した本学学生の声>

 
 

自分たちが普段当たり前だと思っていることに対して研修生からさまざまな質問を受けましたが、すぐにその疑問に答えることができませんでした。セミナーを通して、他言語を流暢に話すことがグローバル人材なのではなく、自国のことを知り、それを外に伝えることができる人こそがグローバル人材であると認識し、そんな人物になりたいと感じました。

 
 

このプログラムのおかげで、アジア圏の留学生と交流する機会が得られて良かったです。特に印象的だったのは長崎原爆資料館を訪れた時のことです。研修生が日本の歴史に対して親身になって考えてくれ、中には涙を流して話を聞いてくれた人もいました。歴史について意見を交わし、さまざまな価値観に触れることができてとても心に残っています。

 
       
 

<参加した研修生の声>

 
 

韓国から参加しました。華道と茶道の一つ一つの動作が意味を持つこと知り、興味深く感じました。韓国にも礼儀を重んじる文化がありますが、ほとんどは見て覚えていくといったものです。しかし、日本では例えば華道と茶道の体験を通して礼儀を伝えるという文化があり、日本の礼儀に対する文化に感銘を受けました。

 
 

インドネシアから参加しました。日本を訪れるのは今回が初めてです。自分はいつか自分でビジネスを起こしたいと考えており、そのために人とのつながりを持ちたいと思い、今回のセミナーに参加しました。共同研究のグループ発表ではテーマを経済に設定し、さまざまな国の学生と意見交換をできたことはよい経験になり、成長するきっかけになると思いました。

 
       


FSP 2-5 アジア圏協定校との学生交流セミナー