理学部応用数学科「先輩と語る−大学と社会−」を開催しました

 平成25年11月16日(土)9号館941教室において、応用数学科卒業生の亀田潤二氏、藤田哲氏、中村暖氏、宮原亜由美氏をお招きし応用数学科主催「先輩と語る−大学と社会−」を開催しました。
 情報企業に勤務している中村氏は、ご自身の仕事を簡単に紹介され、SEの仕事は多岐にわたることを具体的に説明されました。就職活動については、自分の足を動かし見て聞いて触れることが重要であること、さらに筆記試験や面接を実際に受けるときの心構えについてアドバイスをいただきました。
 流通業に勤務している藤田氏は、まず自己分析をし、「何がしたいのか?」「何のために働くのか?」「将来どういったことをしたいのか?」を良く考えた上で、働きたいと思える企業を見つけることが重要であること、さらに就職活動はマーケティングであり自分を売り込む努力をしてほしいと語られました。
 高校教諭の亀田氏は、生徒への責任や思い、勤務時間、部活動の指導について述べられた後、採用試験に関しては、数学の力を付けておくことが絶対重要であり、総合的人間力が見られていると話されました。合格までの自身の思いを述べられ、頑張ってほしいとアドバイスされました。
 中学校教諭の宮原氏は、授業以外の仕事内容、講師を1年間経験して得たこと、保護者や地域の方々、職員室での人間関係の大切さを述べられました。さらに中学3年間という大切な期間の子どもを育てるプロである事を自覚し、日々努力を続けていると話されました。
 あらかじめ講演者に伝えていた学生からの質問にも、講演中に丁寧に答えて下さいました。講演会終了後、講演者と学生、応用数学科の教員を交えて懇談会を行いました。参加学生からのさまざまな質問に対して卒業生が親身にアドバイスする姿が見られるなど、和やかな雰囲気で懇談会を終えました。

 

4名の先輩方の話の中で「人とのつながり」という言葉が印象に残りました。教員になるにしても、企業で働く上でも人との関わりが大事だと思いました。

 
 

自分と同じ福大生の頑張っている姿が、すごく励みになりました。

 
 

先輩方の実体験が聞けて、今後自分がどうすべきかつかめたと思います。

 
 

教育現場の実態を教えてもらい、改めて大変さが分かりました。精一杯やらなければならないという当たり前のことを再確認できました。

 
 

懇親会に出席することで、先輩方と距離が近くなり、さらに深い話や今まで疑問に思っていたこと、先輩方の体験談やアドバイスを聞けて良かったです。

 
       

講師のプロフィール
亀田 潤二
(かめだ じゅんじ)

1993年3月 応用数学科卒業
1995年3月 理学研究科応用数学専攻
         博士課程前期修了
福岡県立高等学校教諭

藤田 哲
(ふじた あきら)

1995年3月 応用数学科卒業
(株)はせがわ 勤務

中村 暖
(なかむら だん)

2006年3月 応用数学科卒業
トヨタテクニカルデベロップメント(株)勤務

宮原 亜由美
(みやはら あゆみ)

2008年3月 応用数学科卒業
佐賀県公立中学校教諭


理学部応用数学科ホームページ FSP 3-2 先輩と語る