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「豊かな人間性」へのステップ 今を生きる教養講演会
第13回「今を生きる教養講演会」を開催しました。

2014.06.30

 平成26年5月19日、本学8号館831教室で福大生ステップアッププログラム 第13回「今を生きる教養講演会」を開催しました。

 今回は脳科学者の茂木 健一郎 氏を講師にお迎えし、「脳を活かして、楽しく創造的な人生を送る方法」と題してご講演いただきました。

 はじめに、人間の個性とは親によって生まれた時から決まっているものではなく、生涯出会う人々との関わりによって徐々に養われていくものであるとのお話がありました。様々な個性と関わりあう中で、自分の欠点に気付き、それを受け入れ、自分の個性と和解することが、個性を磨く上で重要であるとのことでした。

 次に、茂木先生自身の性格を例にして、人間の長所と短所は表裏一体であることをお話しいただきました。短所が落ち着きや集中力がないことである人は、それを切り替えが早いという長所として捉え、自分の個性と向き合う際の参考にしてほしいとのことでした。

 また、日本の教育形態が、子供の個性の成長を妨げているとのお話がありました。日本とアメリカの教育上の考え方の違いを基に、寸劇も交えながら、「偏差値」で学校をはかる現代の風潮に警鐘を鳴らされました。「どのような大学に入学するかよりも、大学で何をするのかが重要である。他の大学で学んでいたら、今の自分はない。」とのお言葉が大変印象的でした。

 質疑応答では、自分の個性との向き合い方や、様々な個性のコラボレーションが生み出す効果について等、多数の質問が出されました。それらの質問に答えた上で、茂木先生は、「自分の個性を全員に受け入れてもらう必要はない。自分の個性を受け入れてくれる人を探すことも大事である。」という興味深いメッセージを残されました。

 最後に、これからの日本について、その人がどこの大学の出身かでなく、どのようなことができるのかが重要視されるようになってほしいと語られました。

 講演後、学生を代表して人文学部文化学科の中川 眞由子(ナカガワ マユコ)さんが感謝の花束を贈りました。会場は本学学生、教職員に加え一般市民の方々も多数参加され、750人を超える聴衆が茂木先生の話に耳を傾けました。茂木先生のご厚意でサイン会も開かれ、盛況のうちに教養講演会を終了しました。




≪参加学生の声≫
・ためになるお話ありがとうございました。福大に入学したこと、自分自身の能力、外見にコンプレックスを持っていたのでこの講演を聞けてよかったと思います。オタクである自分の分野に自信を持ちたいと思います。
・大変貴重な茂木先生の話が聴けてこれからの大学生活や日常生活の見方が少し変わりそうな気がしました。自分が嫌だと思っていた短所もすぐ近くに長所があると聞いて自分を見直そうと思いました。
・すごく自分の生き方に刺激を受けました。自分に欠点が沢山あるけれど、それをリラックスして受け入れられるようになった気がします。
・自分自身が嫌になることがあるが、自分の個性を受け入れて堂々と生活していきたいと思えました。福大に入学したので自分と違った個性の友人をつくっていきたいと思いました。

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