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「豊かな人間性」へのステップ 今を生きる教養講演会
第14回「今を生きる教養講演会」を開催しました。

2014.11.10

 平成26年10月17日、本学8号館831教室で福大生ステップアッププログラム 第14回「今を生きる教養講演会」を開催しました。

 今回は数学者で大道芸人のピーター・フランクル氏を講師にお迎えし、「人生を楽しくする方程式」と題してご講演いただきました。ジャグリングをしながらのご登場で、会場を温かい雰囲気に包んでくださり、終始和やかな講演会となりました。

 はじめに、人間は今を生きるものであり、生きる時代を選ぶことはできないので、今の時代に相応しい生き方をしなければならないとのお話がありました。ピーター先生によると、これからは「専門家の時代」になるので、一握りのスターを目指すより、専門家を目指して勉学に励むことが、今、そしてこれからを生きる最善の方法であるとのことでした。加えて、以前、ピーター先生が、アメリカへの語学留学希望の学生に、あえてロシアへの語学留学を勧め、その学生がロシア語の分野で開花したという例を基に、他の人が持っていない専門知識を身に付けることの重要性を説明していただきました。

 次に、時間の有効活用についてのお話がありました。ピーター先生は、基礎的な学習能力は、人により差はあるものの、その差は学習を行った時間で埋めることが出来ると述べられたうえで、「学生の皆さんにとって、時間は最大の資源であり、財産であるので、ぜひ時間にケチになってほしい」と語られました。時間を有効活用する方法の一つとして、テレビをつける前に30秒間、今自分が本当にやるべきことを考え、その時に思い浮かんだやるべきことに、優先して時間を使うという方法を紹介されました。

 また、最近の日本では過程よりも結果が重視されるようになったが、自分の人生においては生きる過程を大事にして、生きる過程を満喫してほしいとのアドバイスがありました。その中でピーター先生がおっしゃった「自分の人生の主人公は自分自身」という言葉が大変印象深いものでした。

 講演後、学生を代表して理学研究科博士課程前期 応用数学専攻の島村 麻希(シマムラ マキ)さんが感謝の花束を贈りました。本学学生、教職員に加え一般市民の方々も多数参加され、ピーター先生の話に熱心に耳を傾けました。ピーター先生のご厚意でサイン会も開かれ、盛況のうちに教養講演会を終了しました。






≪参加学生の声≫
・周りをみる目、周りに対する気持ち、これからの人生を変えていくきっかけになってよかったと思います。
・「自分が、自分の人生の責任者だ」という言葉に心を動かされました。自分の人生を楽しくするのもつまらなくするのも自分次第なのだと思いました。今の自分を見つめ直す良い機会になったと思います。
・自分の人生は自分が主人公ということを胸に刻んで生きていきたいです。



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