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「学び」へのステップ 福大生のための図書館活用プログラム
図書館で読書会を開催しました

2014.12.08

 平成26年11月19日(水)、図書館では福大生ステップアッププログラムの一環として、読書会を開催しました。今回は、朝活ニュースカフェで活躍している吉田卓人さんを講師に迎え、新聞を用いたワークショップを行いました。

 当日の参加者12名が3グループに分かれた後、読書会当日の西日本新聞を読み、「政治経済分野の気になる記事」を各自が切り抜きました。その後、1人ずつ順番に、「なぜその記事を選んだのか」を語り、別の参加者が記事や意見に対して自分の考えを述べる、意見交換の時間が続きます。初対面の参加者がほとんどでしたが、意見交換は盛り上がり、ラーニング・コモンズが一気に華やぎました。意見交換後は、切り抜いた記事を集めて新聞を作成します。グループ内での話は尽きず、楽しそうにコメントを書きながら作っていました。

 各グループの新聞が揃ったところで、吉田さんに「読書会大賞記事」を選んでいただきました。大賞記事は「ソニー、娯楽分野拡大 『利益重視』の運営強調」でした。この記事をきっかけに、「今後はモノに如何に付加価値をつけるかが大切なのではないか」等、将来のモノづくりの在り方についてまで話が及んだグループもありました。また、意外な記事を「政治経済分野」として取り上げたグループのプレゼンテーションを聴いて、なるほどと頷く場面もありました。

 最後に吉田さんから、「同じ新聞を読んで同じテーマで記事を選んでも、取り上げる記事は違う。他の人がなぜその記事を選んだのか、理由を聞くことで他者の関心や視点を知ることができる」、など総評が述べられました。終了後も会場に留まり、吉田さんやグループの仲間と話したり、他グループの新聞を興味深く読んだりする参加者の姿が印象的でした。図書館では、新聞を使った読書会は初めて行いましたが、参加者は新聞を読むことの楽しさを感じ、共有できたようです。

 参加者が作った新聞は中央図書館1階展示スペースに展示しています。是非一度見てみてください。



(参加学生の声)
 ●今までは新聞を自分から読もうという意欲は全くありませんでしたが、今回のイベントで新聞には様々な可能性が秘めているんだと感じました。そしてこれからは、せっかく毎日家に届くものなので毎日様々な視点から新聞を読んでいこうと思いました。
 ●予想以上に楽しかったです。グループの皆さんのしっかりした考えを聞けて勉強になりました。大阪で8時間やったのも納得です。
 ●普段から新聞を読んでいてスクラップしているのですが、自分の興味あるものだけではなく、それとつながっている記事もスクラップしてみようと思いました。


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