新着情報

「学び」へのステップ 福大生のための図書館活用プログラム
図書館で読書会を開催しました

2016.12.13

 平成28年11月22日(火)、図書館では福大生ステップアッププログラムの一環として、読書会を開催しました。今回は、Webデザインという本業に加え、本好きが高じて佐賀・古湯温泉で泊まれる図書館「暁」を運営中の白石隆義さんを講師に迎え、『あしたから出版社』(島田潤一郎著)、『はじめて考えるときのように』(野矢茂樹文 ; 植田真絵)、『ボールのようなことば。』(糸井重里著)、『自分をいかして生きる』(西村佳哲著)の4冊の推薦図書の中から1冊を選び参加するという形式で実施しました。

 当日は参加者17名が、選んだ図書で4つのグループに分かれ、「この本を選んだ理由」「この本を読んで思ったこと」などを思い思いに付箋紙に書き込み模造紙に貼りつけながら、グループ内で意見交換を行いました。学部や学年は様々でしたが、同じ本を選んで集まった仲間と本について語り合う姿はとても生き生きとしていて、話は尽きない様子でした。意見交換後は、メンバー間で意見をまとめて本の帯を作成し、その後、グループ毎に選んだ図書についてのプレゼンテーションを行いました。

 講師から、この読書会のテーマを「自分を疑う読書会~知らぬを知る」としたのは、これから社会に出る学生のみなさんに、本当に幸せな人生とは何なのかを考えるきっかけにして欲しいという思いがあったから。他人からは成功に見える人生にもいくつかの転機があり、その時々において本が人生の道しるべとなった、というエピソードが語られました。自身が影響を受けた本を読書会の推薦図書として紹介、人生の糧となる本について経歴を交えながらのお話に、参加学生は熱心に聞き入っていました。
 また、「1冊の本にはたくさんの思いがつまっており、福岡大学図書館には思いのつまった約200万冊の蔵書がある。今日選んだのはその中の1冊だが、学生のみなさんは、今後も本との出会いを大切にしながら、自分の血肉になる読書をして欲しい。」と述べられました。

VOICE(学生の声)

  • 初めて会う人との意見交換の機会は今まで一度もなかったので、今回の読書会はたいへん楽しかった。
  • 話し合う時間が足りないと感じるほど、さまざまな意見をグループメンバーから聞くことができてとても楽しかったです。
  • 普段友だちとは話すことのない本についての意見交換ができる、このような貴重な時間をまた持ちたいと思いました。
  • 自分の知らない考え方や思いに触れる良い機会になりました。また、他学部の学生と出会えたことがよかったです。また機会があれば参加したいです。

新着情報一覧へ