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「豊かな人間性」へのステップ アジア圏協定校との学生交流セミナー
平成28年度FSP「アジア圏協定校との学生交流セミナー」を実施しました。

2016.12.14

「アジア圏協定校との学生交流セミナー」は、中国政法大学(中国)、中央財経大学(中国)、西北大学(中国)、長安大学(中国)、広州大学(中国)、仁川大學校(韓国)、啓明大學校(韓国)、東西大學校(韓国)、ドゥ・ラ・サール大学(フィリピン)、ガジャマダ大学(インドネシア)、パジャジャラン大学(インドネシア)、スルタン・イドリス教育大学(マレーシア)、ダナン大学(ベトナム)、ハノイ大学(ベトナム)から16人の研修生が参加し、10月25日(火)から11月4日(金)までの11日間、実施されました。
今年度の本セミナーは、「最先端技術がアジア圏にもたらす発展と新たな問題」をメインテーマとする共同学習を主体に、華道や茶道体験、西九州研修旅行(長崎市出島史料館、平和公園、長崎原爆資料館)を通じた平和学習など、日本文化研修や見学研修などを含めたプログラム構成で実施されました。研修参加者は、共同学習では本学学生の共同学習参加者9人と一緒に3グループに分かれ、各々が「クリーンエネルギー」「ロボット開発」「情報通信」の観点からサブテーマを設定し、自分たちで立てた学習計画に沿って調査し導き出した学習成果を11月2日(水)に中央図書館多目的ホールで本学の学生や関係者、附属若葉高等学校の国際コースの1~3年生の生徒たちの前でグループ別に発表しました。
また、福岡大学国際交流ボランティアチーム(通称FIT)に加入している学生は見学研修などにおいて、事前学習を行ったうえでサポーターやガイド役としてセミナーに参加し、研修生との交流を深めました。今回のセミナーでは、新たな試みとして研修参加者はFITとともに七隈祭に参加し、自国の民族衣装を着て会場をまわり、談話スペースで来場者と会話を楽しみました。
このほか、茶道部や華道愛好会の学生、国際交流会館に居住している学生の協力もあり、11日間という短期間であったにも関わらず、協定校からの研修生にとって大変有意義で思い出深いセミナーとなりました。

平成28年度 アジア圏協定校との学生交流セミナー日程

平成29年度も「アジア圏協定校との学生交流セミナー」を10月中(下)旬に実施する予定です。今回は参加できなかった皆さんも、来年は是非参加してください。

<参加した本学学生の声>
●この共同研修では短い時間に多くのスケジュールをこなし、最終目標の共同学習発表会ではみんなで作り上げたスライドを使って一生懸命プレゼンテーションをしたり、参加者からの質問に対してなんとかグループで協力して答えることができました。研修生はプレゼンテーションのために日本語の練習をしたり、分からないことをすぐに調べたりと、全員が努力していました。そんな姿を見て私自身刺激を受けました。グループで一つのテーマについて時間を詰めてしっかり学ぶ機会や、多くの国の学生と福岡大学のキャンパスで学び過ごす機会は初めてで、この機会を頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいです。私はこのプログラムの募集を知ったとき、テーマの難しさや自分への自信のなさや、2年生であることから参加に対して迷っていましたが、勇気を出して挑戦して良かったです。 (共同学習参加者)

●今回、ボランティア学生として研修生と関わることができました。私は七隈祭で彼らと交流を深めましたが、とても楽しい雰囲気の中で、しっかりと文化交流という目的・目標は達成できたと思います。彼らの華やかな民族衣装は見ていてもとても楽しく、インドネシアなどなかなか目にすることができない衣装もあり、楽しかったです。
(FIT参加者)

<参加した研修生の声>
●韓国から参加しました。この11日間のセミナーは、学校や教科書で学ぶことではなく、ここでしか学ぶことができないことを教えてくれました。言語というのは、社会になくてはならない重要な要素です。私は、このセミナーに参加してそれを実感しました。日本語という言語で繋がった様々な国から来た学生たちと、一緒に勉強したり、遊んだりして交流することができ、これをきっかけに、勇気を出して質問することや、自分から先に声を掛けることができるようになりました。そして、各国の文化、言語、生活について違いがあることを理解し、知らなかった文化を学んで、狭い視野ではなく、もっと広く見る能力を持つようになりました。皆とのコミュニケーションは、かけがえのない一番大切な勉強となりました。私は、皆と会ったことに本当に感謝しています。ありがとうございました。

●インドネシアから参加しました。今回、このセミナーでNHKに行ったり、北九州に行ったり、華道や茶道をしたり、七隈祭に参加したりして、日本にいる間にたくさん新しいことを体験できました。長崎に行ったときは平和について学びました。その中でも一番印象に残ったのは原爆資料館でした。そこでは私が知らなかった戦争の現実について知ることができました。原爆が与えた被害、被爆者の苦しみ、戦争の恐ろしさを学びました。そして、共同学習では、特にチームワークやコミュニケーションなどの重要性が分かってきました。このセミナーは長いようでとても短かったですが、私にとってかけがえのない最高の経験になりました。

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