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イベントレビュー

「社会」へのステップ先輩と語る-大学と社会-

工学部社会デザイン工学科「先輩と語る-大学と社会-」(第2回)を開催しました

 平成29年6月1日(木)、工学部土木工学科(現社会デザイン工学科)卒業生である中庭和秀氏をお迎えし、本年度第2回目となる工学部社会デザイン工学科主催「先輩と語る-大学と社会-」を開催しました(3年生前期キャリアデザインの講義との併催)。

 まず、自己紹介からはじまり、自身が社長を務めるクモノスコーポレーションの業務紹介、これまでに開発した自社機器の紹介、その時の様々な開発エピソードについても披露されました。同時に、失敗事例に関しても紹介され、商品開発に潜む「死の谷」について語られました。その際、中庭氏は、「やりたいかどうか」「やるべきか」「やれるか」の3つの言葉を大切にされ、商品開発など仕事を行っていく上でのモットーにされていることが紹介されました。その後、自社開発の機器をつかって教室の3Dスキャンをしていただき、その成果図についてもその場で紹介がありました。
 次に、会社経営に関する説明がありました。守る経営から攻める経営、つぶれない経営から成長する経営、オンリーワンでナンバーワンであることが重要であると力説されました。その中で、独立(社長になる)に関するノウハウについて説明され、「無理がないところに成長なし」というキーワードとともに創業20年で企業の生存率は50%以下という具体的な数値を示され、市場の変化を感じながら、今の大企業より次の大企業になるために「無理をする!」ことの重要性を語られました。また、海外展開もされている中庭氏ですが、現学生に求められることとして、英語は必須であり、海外で働くことは自身が日本代表であることであり、その誇りが重要であることが説明されました。
 最後に、就職活動を控える現役学生へ、以下の3つの言葉が紹介され、講演を締めくくられました。
○(就職して)3年間はやめない。
○会社の愚痴ばかり言わず、いいところを探し伸ばす。
○時間はみんなに平等。どう生かすかが成功のカギ。

 講演終了後の個別の質疑応答では、仕事の多忙さや会社経営などについて質問が寄せられ、丁寧かつ親身に答えていただきました。
 夏休みに実施されるインターンシップや、これから始まる就職活動を目の前に控える学生にとって、今後の学生生活や将来について考える良い機会となりました。
 
(参加学生の声)  
●今回の講演の中で、中庭さんがおっしゃった「やりたいかどうか」「やるべきか」「やれるか」の3つを思い返すと、今の私のしたい事、できる事を考えたら、進路をもう一度考え直す事が必要だと感じた。
●今回の講演を受けるまで、できるだけリスクを冒さないよう生きてきました。しかし、今回中庭氏がおっしゃった「リスクを冒さないことが最大のリスク」という言葉を聞いて、今まで挑戦をあまりしてこなかった自分を見つめ直すことができました。
●自分のやりたいことをしっかりと考え、将来ずっとその仕事をやっていけるかを考えなければならないと思った。
●前回と今回の講演を受けて、社会には負けず嫌いで向上心のある人が求められていると感じた。
●自分のしたい仕事をしっかり調べることが大切で、また自分の人生の選択を恐れずに行うことが必要であると感じた。
●コミュニケーション能力がある人、とにかく明るい人、一生懸命取り組む人などが求められている人材であることがわかり、しっかり自己分析を行うことも必要であることがわかった。
●一つの問題を見るにも、様々な角度から見ると違った考えが出てきて解決策が見つかるため、これからの進路を決めるときも同じようにやりたいと感じた。


講師のプロフィール

中庭 和秀(なかにわ かずひで)氏
昭和58年3月 工学部土木工学科卒業
現在 クモノスコーポレーション株式会社 代表取締役社長